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SANJO-SYOUTETSU ASSOCIATION

組合長挨拶HEADLINE

三条商鐵組合
第19代組合長 相場 亮嗣

皆様には平素より組合活動にご支援、皆様には平素より組合活動にご協力いただき、御礼を申し上げます。
 さて我が国の経済は国際情勢が激しく動いたことと為替動向の急変にさらされ続けている状況が長期化しております。
改めて近年の歴史を振り返りますと2022年は、北京オリンピック開催のさなかにロシアがウクライナを包囲し侵攻が始まり2年以上が経過。
現在でも混迷は深まり、見通しがみえにくい状況であります。
さらに昨年10月にはイスラム組織ハマスがイスラエルと武力攻撃を行ったことでイスラエル軍による報復を招き、中東でも戦果が広がっています。
こうした流れにおいて、世界経済全体が成長減速とインフレ加速の影響を受けております。
 為替動向でありますが、2014年当時のドルと円の為替レートは1USD=\100程度でありましたが、今年2024年4月〜5月の大型連休中には一時1USD=¥160となり34年ぶりの円安水準に急落し、円売りに歯止めがかからなくなっています。
こうした流れの中、国内においても食料品価格やエネルギーコストが急騰し、現在でも値上がりの傾向は続いております。
 円安の要因は単一のものではなく複合的でありますが、海外との金利差、日本の人口減少、少子高齢化、大手企業の海外で稼ぐことが日常化、国内でのモノづくり力の低下、日本国内のエネルギー政策の問題などが挙げられます。
 これは巷間で言われる『失われた30年』のような長期の国策のツケが今になって回ってきたと思っており、日本国内での稼ぐ力が低下した事が大きな原因と考えております。
この状況を打破するには、日本国内の製造業を盛り上げる事が国の最大の急務と考えるところです
 2024年は大きな選挙を迎える年です、7月の東京都知事選や11月のアメリカ大統領選挙など国内外の政治に影響を与える選挙が見込まれております。
結果は未知数でありますが、国内選挙においては、日本経済を立て直す思い切った政策を期待するところであります。
また、アメリカ大統領選の結果における、日本経済への影響も注視する必要があります。
 組合員の皆様におかれましては、それぞれの企業が取り扱う鋼材価格やお取引先様の景況などの情報に対して身近に接触されており、我々の業界を取り巻く近時の状況は非常に厳しいものであると感じられておると存じます。
当組合の皆様は製造業や建設業といった方々が付加価値を生むための源泉となる鋼材を取り扱い、これらの業界の発展は我々の業界の発展にもつながるところであります。
 今年度、組合事業においては委員会の助成金を拡充し組合員相互の情報交換の機会を活発化いただくことで考えております。
ぜひ組合活動にご参加いただければ幸いに存じます。

三条商鐵組合へのお問合せ
事務局

〒955-8603
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TEL 0256-32-1311
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担当:須藤 亮介
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